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開発の目的

近年、汚泥の濃縮に機械濃縮法を採用する下水処理場が多くなっています。このため濃縮の後工程に嫌気性消化槽を設置している処理場では消化槽投入汚泥濃度の上昇に伴い、槽内汚泥の粘性が高くなり、消化槽の撹拌に支障をきたすようなケースが見受けられます。特に設置基数が多いガス撹拌式の算盤形消化槽では高濃度汚泥の撹拌にうまく対応出来ません。そこで、ガス撹拌方式に替わる高濃度消化法対応の消化槽用撹拌装置を開発しました。

大きな循環量を得るため大口径のスクリューを採用しました。
回転数は20〜30rpm程度の低速運転です。
槽内汚泥を2時間に一回循環できる能力を有し、所要動力はガス撹拌式の1/5程度です。
ドラフトチューブ下部がスカート状になっており消化槽底部に死水域ができにくい構造となっています。
スクリューは上向流、下向流の運転が可能で、上向流が通常運転で、下向流ではスカムをドラフトチューブ内に取り込み、スカムの形成を防止する対策となります。
低速回転であるため、軸封部の摩耗や加熱がありません。
軸封に非接触型磁性流体シールを採用し、メンテナンスフリーを実現しました。


左記に消化槽機械撹拌装置の概略構造を示します。
駆動部とインペラーからなる低回転スクリュー型撹拌機、消化槽内部に設置した下部がスカート状に広がったドラフトチューブとで構成されています。
スクリュー型撹拌機はドラフトチューブとスクリュー羽根に囲まれた汚泥を容積式に搬送する形式で、高粘性の流体を低動力で効率よく撹拌することができます。

消化槽撹拌シミュレーション アニメ

 
     
 
 

※他方式の濃縮装置も対応可能