従来の重力式濃縮槽には以下の問題点がありました。
| ● |
汚泥の沈降性が悪いため濃縮汚泥濃度が低い。 |
| ● |
分離効率が悪く固形物回収率が低い |
| ● |
面積負荷が小さいため設置面積が大きい |
| ● |
滞留時間(処理時間)が長く汚泥が腐敗する |
これらの問題点を全て解消することを目的として開発したのがこの常圧浮上汚泥濃縮装置です。
また、遠心式、加圧式などの各種機械式濃縮装置の欠点をカバーした装置です。

汚泥中の固形物の表面は有機性汚泥の場合負に帯電します。そこで、まず起泡助剤を添加した水を撹拌することにより安定した微細気泡を生成し、生成した気泡と汚泥中の固形物とを正の電荷を持つカチオン性高分子凝集剤により電気化学的に吸着させます。その結果、見掛け比重が0.5程度の結合力の強いフロック気泡混合物が形成されることにより、液体から固形物が浮力により即座に浮上します。
| 特許出願中 |
特開2002-59158 |
|
特開平9-285784 |

| ● |
濃縮汚泥濃度は常に4%以上です。 |
| ● |
固形物回収率は余剰汚泥で99%以上を確保します。 |
| ● |
SVI(汚泥容量指標)の高い膨化した汚泥でも容易に濃縮します。 |
| ● |
生汚泥、余剰汚泥、混合生汚泥、消化汚泥、集約汚泥などいずれの汚泥でも処理可能です。 |
| ● |
供給汚泥の濃度変化には供給量の増減で対応し、常に一定の固形物処理が可能です。 |
| ● |
高速回転部がなく装置が簡単で維持管理が容易です。 |
| ● |
面積負荷が高いため装置が大幅に小型化されました。 |
|